日本のスタートアップ企業が27日、日本で初の実用型ホバーバイクの販売を開始した。価格は7700万円。いずれは車に取って代わる乗り物にしたいとしている。
A.L.I.テクノロジーズの「XTURISMO」は、エンジンと電動モーターの両方を搭載している。1回の充電で最高時速100キロまで加速でき、航続時間は最大40分。
同社は2022年中旬までに、200台を販売したいとしている。
「XTURISMO」には三菱電機のほか、サッカー元日本代表の本田圭佑選手などが出資しているという。
A.L.I.テクノロジーズの片野大輔社長は、これまでは地上を移動するか空を移動するかの2極しかなかったとし、新しいモビリティを提供したいと話した。
人口1350万人の東京では、世界で最も人口密度の高い大都市で、交通機関の混雑が大きな問題となっている。
しかし現在の法律では、公道をホバーバイクで走行することは禁じられている。
片野氏は、災害時の緊急時利用を可能にしたいと語っている。
「SFの世界」
国際法律事務所ピンセント・メイソンズのベン・ガードナー氏はBBCニュースの取材に対し、遠い未来のものだった乗り物が、ここ数年でどんどん実現可能なものになっていると話した。
「究極的には、イギリスでもこの乗り物が展開する見通しがある」
イギリスの現行法では、ホバーバイクは公道での走行に適しているとはされていない。
しかしガードナー氏は、近年の新技術への注目度から、変化の兆しはあるとみている。
「自動運転車やロボット、ドローンといった最新技術の実験が進んでいる今、新しい移動手段がSFの世界から現実へとやって来る見通しがある」
「空飛ぶ自動車」分野には、ベンチャー・キャピタリストや航空業界、そして配車サービスのウーバーなども進出しようとしている。この市場は、2040年までに1.5兆ドル規模に拡大するとみられている。
